

中西晴世<水の記憶 2008>
コンセプト:
地表に降り注いだ雪雨は、大地に浸透し森は水を蓄える。長い時間をかけ濾過された水は、地下を流れふたたび川へと注ぎ込む。
水源地相模湖は、すっぽりと緑につつまれて見える。
普段何気なく口にしている水だが、豊かな水をつくる環境−森と大地との関係は重要だ。私は、樹木と対話するべくその表皮をフロッタージュし(拓をとる要領で)なぞってみた。水を吸いあげ長い年月をかけ成長して養分を蓄えてきた、その銀杏の樹皮は私の手にしっかりとした感触を与え、だんだんと力強い形を見せてくれた。さらに、ベニア版によるリトグラフで、水を蓄える木を描き刷りあげた。
これらの行為そのものは、メディテーションにも似ている。行為を通して森の力によって私たちが生きるために必要不可欠な水が作られた時間を感じ取ることでこの作品は生まれた。
タイトル:水の記憶 2008
素材:布にベニア板によるリトグラフ、アクリル着彩、オーガンジーにフロッタージュ、ワイヤー
サイズ:表面294cm×91cm, 裏面355cm×91cm
連絡先:haruworld@k6.dion.ne.jp、090-3086-8911
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